最終章〜勝利!

2003年2月28日
朝起きると、オットから鬼のように電話がかかってきた。
アタシが帰って来なかったのに気がついたんであろう。
朝からめんどくさいので無視していたら今度はメールだ。
子供の支度のことを聞く用件だったけど、それに返信するとチャット並のスピードでまた別のことを聞いてくる。

めんどくさいけど電話した。
するといきなりキレまくっている。
離婚するとか、またアホらしいことを言っているので途中で切ってやった。
するとまたすごい勢いで電話がかかってきていきなり怒鳴っている。

長年一緒にいるが、朝7時すぎからこんなに熱くなれるオトコだとは知らなかった。
アタシは前夜ゆっくり寝たし、チンコ達と一緒に飲んだのが幸いしてかなりリフレッシュしていたので妙に冷静でそんなことを考えていると、むしろおかしくもあったくらいだ。

そのまま無視してやろうと思ったが
ひっきりなしにメールがはいるので電話することにした。

アタシはオットが好きでずっと一緒にいたいと思っているから離婚なんて考えていない。
子供がいるからこれほどめんどくさいこともないだろう。
だから離婚といわれるよりも、これから離婚について話し合おうと言われることが時間がのムダとしか思えないしそういう状況を回避したかったので下手にでてあげることにした。

ま、オットがアタシに謝りやすくしてあげるのも妻としてのつとめでしょう。
なんだかんだいっても、アタシもこの家出中かなり楽しんでリフレッシュしたしね。

怒鳴ったり、キレかかっているオットをなだめ、すかし、落ち着いて話した。
アタシはあなたのことを好きなのよ〜。
だからそんな離婚なんて考えていないし、むしろこんな風になってしまったことに戸惑っている。
アタシはただあなたに愚痴を聞いてほしかったのよ〜〜。
ただ、それだけなのよ〜〜〜。

それでもオトコのプライドとかで
(↑もちろんオットはそんなことは言わないけど)
オットはキレまくっていたし、アタシも仕事の時間を割いてするような話でもないな。と思ったのでとりあえずオットの提案を受け入れる形で電話を切った。
”わかったわ。アタシはあなたと離婚なんて考えられないけどあなたがそういうならしかたない。
だけどそれならば、もっとお互い具体的に話し合いをしなくちゃいけないから今日は帰るし、ゆっくり話しましょう”

それからアタシはそんなことはすっかり忘れて仕事に追われていた。
仲良しのエミちゃんとのランチでは職場のおばばの悪口で盛り上がったりしてオフィスに戻るとオットからのメールがはいっていた。

『お互いいがみあっていてもしょうがないから、一応謝るよ。ごめんね。』

それを見たアタシ。
頭の中がロッキーのテーマが流れガッツポーズをしたいほどであったのだ。
勝利!その一言でいいのさ。

そしてアタシは電話をいれた。
”家に帰ったらゆっくり話すけどアタシもごめんね。”

長かった一週間が終わろうとしていた。



コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索