ハハの気持ちと、息子の気持ち

高校生のおべんとうが、どうたら、こうたら・・
などとゆーテレビ番組を見ていたら王子様にショッキングなことを言われたカノンちんでし。

王子は王子様なので、好き嫌いがあって、味にうるさいオトコなので
給食はお嫌いである。
そして、お弁当は大好き。

この前、お母さんの親睦会の時の会話で初めてしったんだけど
よそのお母さん達はお弁当に冷凍食品をフル活用しているらしい。
だろうねー。だって便利だもん。
幼稚園ママさん達は「全部チンだけで、フライパンも使わないことが多い」
とおっしゃっていた。

あー。そーなのかー。
が、我家の場合。お弁当に冷凍食品をいれたのは今まで一度だけだ。
しかも、何もいれずにそっといれたのに
見事に冷凍食品のみを「ごめん。まずくて食べられなかった」といって
一口食べただけですべて残して帰ってきた。

だから、お弁当はすべて手作り。涙がちょちょぎれる。
もちろん、そんなお弁当を王子様は「大好き！」と言ってくれるのだが・・・

まだ、たまーにしかお弁当をつくらないですんでいた保育園時代。
字が読めるようになった王子のお弁当に小さな手紙をいれた
”おおかったら、のこしてきていいからね”
すると帰ってきて空になったお弁当と一緒にその手紙がはいったままで
その手紙のすみに覚えたてのつたない字で
「ママ、ありがとう」と書いてあった。

アタシは嬉しくて、嬉しくて、その手紙は今でも大切に持ち歩いている。

で、お弁当が多くなった最近でもときおり手紙をいれたりしている。

で、お弁当のテレビを見ていた我王子様が
「あのさー、お弁当の手紙ってさー、いつまでいれるの？」
”え？？？それってイヤだからやめてほしいってこと？
アタシはやめるつもりはないんだけど”
「イヤってわけじゃないんだけどさー、4年くらいまでにしてほしいかなあ。なんて思ったり」
”イヤだ。ママが王子をどれだけ愛してるかわかっているでしょう？
やめたとみせかけて、いついれるかわからないから油断しないほうがいいよ。
ちなみに、手紙がはいっているときどう思うわけ？”
「うわー！また手紙はいってるよー！？とか思ってさー
みんなに見られないようにこっそり見てすばやくポケットにしまうんだよ」

”うっそー。なんかショック。
でもさー、手紙とかさー、別に嫌がらせとかじゃないってことはわかってほしいんだよねー”
「それはわかっているけどさー」
”じゃ、いつやめる。とは言わないよ。
『やめてくれ』なんてつめたいことを言うんなら、お弁当にハートマークつけてやる”

「それだけはかんべんしてほしーんだよね」

ってなかんじで会話は終わったが、けっこーショックなカノンちんであった。
男の子ってどんどん親離れしてくのね。

ハハの気持ちと息子の気持ちはそうやって遠のいていくんだなー。
と実感して、それも成長なんだなあ。と喜ぶべきか悲しむべきかってかんじのカノンちんでした。